日本歯科技工士会認定講師の山下茂子氏をお招きしまして基本研修を開催致します。
CAD/CAMにおけるリモートワークの現状やこれからの技工士としての新しい働き方などの話をしていただけることになっております。近代化している技工の流れを知るいい機会になればと企画いたしましたので会員の皆様には是非参加していただけると幸いです。
開催日 令和6年2月4日(日)12:30~15:30
会場 熊本流通情報会館502研修室
参加締め切り 令和6年2月3日
参加費 会員:無料/非会員:5,000円
申し込み先 mailkuma.kengi@gmail.com
TEL/FAX 096-360-9080
演題「初めてのデジタル歯科技工~最新のデジタル歯科技工」
―歯科技工所間連携、歯科医療機関連携、リモートワークー
平成26年4月、小臼歯のCAD/CAM冠が社会保険診療に適応後、大臼歯、前歯、インレーと範囲が拡大しております。今後も12%金銀パラジウム合金の価格高騰やデジタル医療の進化によって、CAD/CAM冠の作製が増えると予想されます。
また、歯科医院・歯科技工所においては、デジタル機器の導入が急速に進んできたことや、新興感染症の感染拡大等により、歯科医院・歯科技工所間におけるデジタルツールを用いた情報交換も急激に促進されており、歯科医師と歯科技工士のコミュニケーション方法も大きく変化してきています。
そのような中、令和4年3月31日、厚生労働省医政局より「歯科技工士法施工規則の一部を改正する省令」 が公布されました。歯科技工録3年保管義務、歯科技工所間連携、リモートワーク等、歯科技工に従事するものにとって大切な省令改正です。特にデジタル技術を活用した歯科技工業務(コンピュータを用いた歯科補綴物などの設計)が自宅等で行えるリモートワークが歯科技工士に認められたことは、子育て中や介護を行なっている世代にとって、働き方の選択肢が増え、働きやすい就労環境の構築につながると期待しています。
当日は、省令改正の重要なポイントの説明や、初めてCAD/CAM冠を作製される方へのアドバイス、デジタルツールを用いた歯科技工の紹介、実際にリモートワークを行なっている事例もお示ししながら、新しい歯科技工士の働き方のご紹介をさせていただきます。