2019年6月15日技工士会館にて第8回社員総会開催され会長副会長で参加して来ました。杉岡会長の挨拶抜粋してみます。
平成から令和への御代替わりから一か月余りが経ちました。社会の雰囲気は緩やかな変化を歓迎しているようです。
一方私たち歯科技工士にとっては、昭和の末から続く諸課題に残念ながら平成の御代に全ての解決をみることなく、令和の時代を迎えたという側面もあります。しかし私たちには、安定した国民歯科医療の一翼を担う歯科専門職として歯科技工士を志す者の一定数の確保、国家資格を所得するための基礎教育の在り方、そして職業を通して有意義な人生を全うするための環境整備など、歯科技工士に関する様々なライフステージの確立に社会的使命と責任があります。
私が会長になって5年になりました。この間、少子高齢化や人口減少の進展ICTやAIの発展、さらには「働き方改革」など社会構造の変革をを始め、社会は想像を遥かに超えた未来に向かって加速しておりこれまでの価値観が通用しない時代の到来を予測せざるを得ません。
その中で私たち歯科技工士もどのように自己実現して社会に貢献していくべきか。しっかりとその方向性を示さなければなりません。そのために、設置した各種委員会やプロジェクトチームは有機的に活動して様々な提言や倫理的裏付けを行い関係団体、所管行政国民の代表者に歯科技工士のあるべき姿を踏まえ、私たちの見解を堂々と主張できる確かな渉外活動を支えています。