令和3年2月28日 熊本流通情報会館にて陶山日出美先生をお招きし生涯研修を開催致しました。陶山先生は久留米大学医学部附属病院歯科口腔外科勤務 2016年3月に退職され現在は仙台歯科技工士専門学校非常勤講師として学生へ講義されてます。
一般の歯科医院では見れないような臨床を色々見せて頂き特に腫瘍切除術後の顎義歯には見入ってしまいました。
「口腔機能修復のための歯科技工士の役割」
歯科技工と命名された技術ならびに学問領域は,歯科臨床のなかでも補綴科との関連が大きく,次いで保存科,歯科矯正科などと結びつきを持って発展してきました.そのため,過去口腔外科との関連を持った歯科技工についての系統的成書は多くはありませんでした.しかし,現在はその情報をNet等で多数散見でき,興味,知識を必要とする技工士にとって多くの知識を得る事ができる様になりました.
口腔外科手術と関連する歯科技工,中でもそれら手術に伴い必要とされる技工,手術結果として予知される機能的障害に対する治療としての歯科技工があり,清水らは(大分大学名誉教授)それらを歯科・口腔外科技工(学)と呼称していました.従来の歯科技工が補綴領域に対する寄与が大きかったのに比べ,歯科口腔外科技工は口腔外科・口腔腫瘍外科・口腔外傷・口腔領域先天性形成不全外科などにおける治療処置,修復処置に貢献を期待されています.
そのため,口腔外科技工は今までの歯科技工以上に生物学的学問領域が多く,又は主体を占めています.それは,一般歯科医療が一般医科領域の臨床研究に近づき,重複してきている事にも相応しています。
陶山先生講演
最後に謝礼と記念品贈呈 ありがとうございました。