10月29日(日曜日)午前10時より、熊本城入口の桜の馬場城彩苑多目的交流室において、“顎機能に調和した補綴物を目指して”歯科医師と歯科技工士の共有すべき基本テクニックを題材に5人の講師による講演会が開催されました。会員16名その他歯科医師3名含め15名が参加されました。午前中に星久雄氏(新潟県技)が「顎機能に調和した補綴物を目指して」と題し、総義歯、機能的ワックスアップ、パーシャルデンチャーの設計の要点を又、森野隆氏(静岡県技)が、「咬合器ハンドリング」バーチャル技工にも応用できるプロアーチ咬合器の実践的活用法をお話しされました。この咬合器はCAD/CAMを使用する時ほとんどの歯科大学の学生が学んでいるそうです。午後からは、白石大典氏(神奈川県技)が「口腔内スキャナーに対応したCAD/CAMバーチャル技工」バーチャル咬合器の活用と咬合接触点の与え方,3Dプリンター模型と題し、動画で最新情報を話されました。吉澤和之氏(東京都技)は「審美補綴に欠かせない歯科医師と歯科技工士の円滑な情報伝達」審美補綴の基礎、機能と調和した形態の捉え方と色調再現を話され、上林健氏(神奈川県技)は「ジルコニアライトレイヤリングテクニックとインプラント補綴のサブジンジバルカントゥアーの与え方」新時代の審美補綴の決め手となるジルコニアによる色調再現テクニックインプラント補綴の基礎技術を話され、自然観で歯科医師も患者も満足するジルコニアを紹介されました。午後4時30分講演会が終了し、会場の外の城彩苑では、観光客で、イベント等があり大変賑わっていました。
宗像篤志