『第39回むし歯予防全国大会』開催

10月21日(土曜日)午後2時より、熊本駅前のくまもと森都心5Fプラザホールにおいて、テーマ「健口長寿」~フッ化物の応用・継続の力~のもと、全国より約400名参加し開催されました。本会からは会長川﨑、副会長宗像両名で参加しました。開会式の祝辞熊本県知事蒲島郁夫氏、熊本市長大西一史氏の後、くまモンも登場し“くまモン体操”をお披露目し会場の拍手喝采を浴び、大変盛り上がりました。
 歯や口腔の機能を保つことが、全身の健康につながり、健康寿命を延伸させるための大切な要素であることから、歯科保健医療対策に力を入れて取り組み、市町村をはじめ、歯科医師会や歯科衛生士会等の関係団体と連携・協力し、国民の生涯にわたる歯・口腔の健康づくりを目的にしています。
 基調講演は、新潟医療福祉大学教授石上和男氏が「フッ化物の応用で健口長寿を目指そう」-12歳児のむし歯が少ない新潟県・17年連続日本一の取り組みーを演題にお話しされました。歯が生えてから、数年間予防に取り組むと効果が長く続き、継続して取り組むとが大事と強調されました。シンポジウムでは、4名の方々が講演され、「熊本県におけるフッ化物洗口事業の取り組みについて」熊本県健康福祉部井上秀代氏が、熊本県では、平成29年7月に全小中学校(政令市である熊本市を除く)でフッ化物洗口が実施となり、目標の100 %を達成したと報告されました。また、「フッ化物洗口から始まった玉東町の歯の健康づくり」熊本県玉東町役場保健師肥合博子氏、「学校における歯・口の健康つくり~いたわり励ましあい絆の力を育む歯科保健~」熊本市立城東小学校養護教諭桑田奈津子氏、「フッ化物の応用と園・学校歯科医のあり方―23年間の取り組みを通してー」熊本県歯科医師会副会長渡辺賢治氏の講演が5時半過ぎまでそれぞれありました。演者の方々を労うため懇親会が、ホテル熊本ニュースカイ25階ブランミュールであり、9時終了となり散会しました。